-
まず「うまく話す」という事はどういう事なのでしょうか?
これはやはり「自分の思っていることを、スムーズに相手に伝わるように話せる事」
なのではないでしょうか?
こう定義した場合なかなか難しくなってきます。もし「何も考えず、思いついたことを
瞬時に言葉に置き換えて口に出す」というだけならば、普段しているやり方と同じ
なのでそんなにやりにくくないのですが、「相手に伝わりやすいように言葉を選ぶ」
という事を一つ条件に加えただけでも非常に処理が複雑になり、難易度は上がります。
「相手に伝わりやすい」ということは、ポイントがわかりやすく整理され、相手が理解
できるボギャブラリーを選んで話さなくてはならないからです。
その上、話すスピードや声のトーン、発音なども伝わりやすさに関わってきます。
手順を整理しますと、「スムーズに話す」為には、まず自分の言いたい事がわかって
いて、なおかつ整理されている事が大切です。そして、自分が言いたい事がどんな言葉
に置き換えられるのかをわからなくてはなりません。もちろん、言葉の数はたくさん知っておいた方がいいですが、自分の感覚にフィットする言葉で、なおかつ相手が理解できる言葉を探す事ができる能力が大切です。慣れない内は、自分の思っていることを紙などに書き出して客観的な視点で眺めてから、よりピッタリ当てはまる言葉に置き換えてみましょう。こういう練習を繰り返すだけで、頭の中にある事が整理しやすいモードに
変換されてきます。
そして、実際に話す場に行く前に、言わなくてはいけない
ポイントをまとめたメモを見ながら人が聞いてくれている
つもりになって何度か話すと良いでしょう。慣れてきたら
録音して、ある程度うまくいったと思える録音を冷静に
聞き手になったつもりで聞いて、わかりやすかったかどうかを判断します。自分が話しているからといって甘く判断してしまうと、それだけきちんと話せる日は遠くなってしまいます。聞くのはなかなか勇気がいる事なのですが、自分が話していると思わずにシビアな視点で聞いてみると、直したい所がたくさん見つかってくるとはずです。
そこを直してはまた録音して・・・・と繰り返していると、
いつの間にか非常に素晴らしいスピーチが出来る様に
なってきているはずです。
慣れてくると言葉がスラスラと口から出てくるので、自分でもびっくりします。
繰り返し練習することで覚えるのでしょうね。
いかに他人の立場になって判断できるかが分かれ目ですね。
また、自分の声を好きではなかったり、声に自信がないということも原因の一部に
なります。「当てはまるぞ!」という方はそちらの項目も参考になさってみてくださいね!