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大きさがどうであるかは周囲の状況とも関係しますので、一概には言えないのですが、他人から聞き返されることが多い人は「声が小さい」もしくは「カツゼツが悪い」可能性がありますし、他の人から「うるさい」と言われる事が良くある人は、「大きすぎる声」で話してしまうのかもしれません。いずれの場合にせよ、声の大きさに関して適度なバランスがとれていません。常に小さい人、大きい人もいますし、その両方のパターンもあります。
「自分の声が小さいかも・・」と思うと勢い込んで大きくし、その声にびっくりしてまた小さくしてみたりというように、悪循環を繰り返してしまうのですね・・・。良くしようという努力が
裏目に出てしまうケースが多いように思います。適度な大きさがわからずに試行錯誤
してしまうのですね。努力されているのに大変もったいないです。
このような時は、自分の頭の中だけで考えるのでなく、まず自分が誰かと話している
状況を録音してみるとよいかもしれません。録音したものを聴きながら周りの人の声
のバランスと比べてみましょう。どうでしょうか? 同じくらいの大きさでしょうか?
感情の起伏により、声の大きさが変わるのは自然なこと
ですが、聞いてみると明らかに不自然な箇所があった
場合、そこが周りの人にとっても聞き取りづらい箇所で
あると言えます。
どうしてそうなってしまうかですが、気づかずに過ごして
きた習慣によることが多いです。また、直そうと意識しすぎて「話し方」という表面的な部分を気に病み、ちょっとした
ことに神経質になってしまうこともあるようです。どうしたら
よいのかがはっきり分からずに考えを煮詰めてしまうと、
話すことが段々楽しくなくなる可能性もあります。
こうした場合に効き目があるのが、客観的に現状を把握することです。落ち着いて話しているように聞こえる人の雰囲気を真似して、録音して後から自分で聞くことを試してみると、コツが掴みやすいかもしれません。そのあとに自分が普段話している話し方で録音して聞いてみると、どういうところが違うのかが浮き彫りになります。
自分にとって心地よい話し方のスタイルを探り、それを真似ていくのが楽しい方法かも知れません! ボリュームに影響が出るのは後に説明する「声が震える」「自分の声が嫌い」「うまく話せない」などの問題が一緒に含まれている場合もあります。それぞれあとで解説していきますので、参照してくださいね。