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これは、他人から声をからかわれたり、何かを指摘されたりして、自分の声に対する嫌な記憶をぬぐいされない過去がある方の場合と、録音した自分の声を聴いて、自分のイメージしていたものとのあまりの違いにびっくりし、ショックを受けて嫌いになる方の場合が多いようです。どちらの場合にも共通するのが、自分の「声」に自信を持てず、好きになれない状態であるということです。
過去の記憶が原因の場合は、まず、なるべくその過去を思い返さないようにしましょう。あなたのことを指摘した人が本当に正しいことを言っていたかも今となっては疑問ですし、仮にもし正しいことを言われていたとしても、声の問題は直せることなので、これからの明るい未来を想像し、過去を吹っ切りましょう。人は悪い記憶を増幅してしまう傾向があるので、いつまでも引きずってしまうとがんじがらめになってしまいます。これでは悪循環です。また、指摘された部分を直したいと思うのであれば、部分的に改善したり、声自体をより良いものにしていく目標を立てましょう!
自分の声をMDやテープに録音した時にあまりに「声」が
違って聞こえた方、残念ですが、録音された声が周り
の人に届いているあなたの本当の声です。
実は自分に聞こえる声と、他人に聞こえる声というのは
違うのが当たり前なのです。自分が自分の声を聞く場合
は少し加工したものを聞いていると思ってください。
例えば何かしゃべってみましょう。同じ言葉を同じように
今度は耳をふさぎながら話し、声を聞いてみましょう。
なんだか声が高くなりませんか?これを録音したものを
聞いた場合は、耳をふさいだ部分も、同じ高さに聞こえると思います。
わかりやすくなるような例を試していただいたのですが、人は自分の体の中に声を作る
楽器を持っています。耳をふさいでも声が聞こえるのはそのためです。耳をふさがない
場合は、体の外に出された声を合わせて聞くことになるのです。でも録音される場合、
体の中で鳴っている声は録音されません。なので、違って聞こえるわけですが、自分が
聞いている声と全く同じ声は、自分以外の誰にも聞かせられないのです。
もっと外に聞こえる声を良いものに改善できれば、声に対してのイメージのギャップは
起きにくくなります。そこで有効なのが、ボイストレーニングです。
どなたの声でも、正しいやり方で磨いていけば、「声」はそれにこたえてくれます。
磨いていくとどんどん声が変わってくるので、それが楽しくなり、また磨いていく・・・
こうなると、いい循環に入って、どんどん良い方向に変化していけます。
日々大切にしたり、時間をかけて磨きあげていく過程によって、持続状態が全然変わってしまうので、「声」は宝石や革製品などをはじめとする物にたとえる事ができるかも
しれません。また、良好な人間関係と同じで、愛情をかけて育てていってあげることで、
いい状態を長持ちさせることができ、輝きを増していく。素敵なことですよね。
私ももともと自分の声が嫌いでしたが、ボイストレーニングによって変わってきた自分の声を今はとても好きになりました。声は一生付き合っていくものなので、あのまま嫌いでいたら・・・と思うと、ゾッとします。
嫌いだったおかげで、変えようという行動に移すことが出来て、今はすごく楽しめているので、昔の声に感謝ですね。
もし、「自分の声も変わるの?」と思われた方は、お気軽にご相談くださいね!