理想の声を目指す
声は自分を表現するもの

    あなたはどんな自分を表現したいですか?

    歌手・アナウンサー・司会業・ラジオのパーソナリティ・俳優・声優など、声の個性・特徴がかなり反映される職業の方はもちろんのこと、声を専門に使う職業の方以外でも、声の印象が良いことでたくさんの恩恵を受けられる機会があるでしょう。

    人は本能的に「快楽」を求めて生きています。

    自分が「心地良い」と感じることを追求することで得られる快楽や、「危険」だと感じることから逃れることで得られる快楽など、種類はいくつかありますが、得られるものは「快楽」です。

    無人島で暮らさない限り、私たちは人間関係のしがらみの中で生きていかなくてはなりません。そうして他人と関わりながら日々を過ごしていく中で、他人に与えているものが
    「快」なのか・「不快」なのかで、私たち自身に還ってくるものの量や質が変わってきて
    しまうと思うのです。



    あなたが発する「声」が美しく、発音も聞き取りやすく、人を感動させる「声」だとしたら、
    あなたにはそれに応じたもの(他の人からの信頼や、新たな仕事の依頼、一緒にいて
    気持ち良い人達と過ごす楽しい時間など・・・。)が還ってくるでしょうし、残念ながら、
    言葉が聞き取りづらく、神経を集中しないと聞こえないような声量や声質だったとしたら、
    相手は一生懸命内容を聞こうとするあまり疲れてしまって段々と疎遠になってしまうかもしれません。人間関係はそんなに脆いものではないかもしれませんが、相手に必要以上の負担をかけないように心配りが出来ることも、生きていく上では大切なことなのでは
    ないでしょうか?

    なぜ、私がこのように申し上げるかというと、声の質の良し悪しは、変えられないものではないからなのです。自分の声に満足できずにいる人でも、あきらめる必要は決してありません。現状に気づき、よりよい状態を目指して正しいトレーニングをしていけば、魅力的な声へと生まれ変わることができるのです。

    アメリカなどでは大統領や俳優など、人前でスピーチをする機会がある立場の人の多くは「ボイストレーニング」を受けており、聞き手に好印象を与えられるように意識的に行動しています。この行動力には「さすがだなあ」と思わされます。
    テレビのニュースなどで彼らの演説やインタビューなどを聞いていると、聞き取りやすい声で、ハキハキと話しているのが良くわかると思います。外国人の多くは、自己主張を
    しっかりするのが当たり前という環境の中で育ってきているので、普通の人でも大きな声でしっかり話す人が多いのです。

    日本の街中で外国人と出会うと、彼らの話しているボリュームの大きさにびっくりする時がありませんか?

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